2024/03/04
皆様
いつも私達の活動に対し、ご支援ご協力をいたたき、誠にありがとうございます。
今回は2月25日(日)に社会福祉法人岐阜アソシアの方々と囲碁体験会を開催いたしましたので、その模様を報告させていただきます。
今年11月には高山市で全日本視覚障害者囲碁大会を予定していることもあり、この囲碁体験会をきっかけに岐阜県内でも視覚障害者の囲碁愛好家が増えることを願っています。
会場の岐阜アソシアには視覚障害者が10名、施設職員やガイドヘルパー6名が集まりました。
最初の自己紹介では、参加者ごとに囲碁に対する印象が語られ、 「難しいイメージがある」
「昔から興味はあったけど始める機会が無かったので良かった」
「おじいさんがやっている印象」
と、それぞれ率直なご意見が語られました。
確かに、囲碁を始めるのにはいくつかハードルがあるのも事実ですね。 そんな参加者の皆さんが持っている抵抗も、囲碁体験を始めるとすぐに払拭されるのが面白いところ。
今回は、いつも使用している9路盤より更に小さい、7路盤を用いて体験会を行いました。
あまり最初に教えすぎず、一つずつゆっくりルールを知ってもらうと、最初の硬い空気が徐々になくなります。
余談ですが、囲碁を打つ人が初心者に教える場合、自分が分かっていることを「あれもこれも」と沢山伝え過ぎてしまう傾向がありますが、最初は小出しにしたほうが初心者の方に覚えてもらいやすいように感じています。
まずは、石を取るルールをお伝えし、参加者同士で石取りゲームを行いました。
意外にも白熱し、それだけで終了時間となってしまいました。
続きは次回? 体験後に感想をお聞きすると、 「頭を使って疲れた(笑)」
「思っていたよりも楽しいものだった」
「まさかこれほど面白いものだったとは思わなかった」
と、口々に話されていました。
この体験会は、視覚障害に関係なく、その場にいる皆さんが混ざって対局する形式にしました。そのため、障害の有る無しや立場を超えて交流でき、とても温かい雰囲気で行うことができました。お互いが自分の打った手を相手に伝えたり、手を取って教え合うことで、いつもより深い関係性が生まれるのが特徴的です。
こうした体験会をこれからも全国で展開したいと考えていますので、ご興味持たれた方や地元で開催したいと思われている方は、ぜひ当協会のお問い合わせフォームまでご連絡ください。
最後に、今回の囲碁体験会をご依頼くださった社会福祉法人岐阜アソシアの皆様、ご協力くださった地元囲囲碁愛好家の皆様に心から感謝申し上げます。
社会福祉法人岐阜アソシア
https://www.gifu-associa.com/
以上、お読みいただきありがとうございました。
※以下は体験会の様子です