2024/12/31
歳晩の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
いつも当協会HPをご覧いただき、ありがとうございます。
今年も多くの方々のご支援とご協力を賜り、国内外で囲碁とアイゴの普及活動を進めることができました。これもひとえに皆様のお力添えのおかげです。心より感謝申し上げます。
国内では、札幌、岩手、新潟、名古屋、岐阜、京都、大阪、兵庫、福岡、熊本と全国各地で囲碁の普及活動を行うことができ、多くの新たな出会いと学びがありました。
また、盲学校や視覚支援学校へのアイゴ寄贈も大きく進展し、今年は寄贈校が56校に達しました。残す11校で全国の対象校への寄贈を達成するというゴールが見えてきたことは、私たちにとって大きな喜びです。
国外でも、フランスの野口基樹さんが囲碁と俳句にまつわる著書を出版されたほか、台湾の視覚障害者囲碁愛好家たちとの交流がさらに深まり、ベトナムでは日本の高校生がアイゴを使って現地の視覚障害者と交流、韓国では視覚障害者の囲碁団体設立の動きがあり、囲碁やアイゴが国境を越えて広がっていることに感慨深いものがあります。
さらに、オンライン配信による「アイゴ一番勝負」では、普段出会えない場所の方々との交流を実現でき、オンラインならではのつながりを楽しむことができました。
また、東京では「第3回誰でも囲碁大会」を千代田区立九段小学校体育館で初めて開催し、障害の有無に関わらず多くの方々が囲碁を通じて喜びを分かち合う場となりました。
地元のスターバックスで視覚障害者の方々と囲碁会を始めるという新しい試みも、特に印象に残っています。
この一年の活動は、皆様の温かいご支援とご寄付によるものです。改めて感謝の意を申し上げます。
来年も、各地での囲碁イベントや盲学校への訪問を通じて、さらに囲碁の輪を広げていきたいと考えております。このHPでも引き続き活動をご報告させていただきますので、ぜひご覧ください。
来年も一層努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、良いお年をお迎えください。