誰でも囲碁フェスティバル開催のお礼

2025/09/25

皆様
いつも私たちの活動に温かいご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

今回は、誰でも囲碁フェスティバル実行委員長として、開催の御礼を申し上げます。
本来であればもっと早くにお伝えすべきところ、掲載が遅くなりましたことを心よりお詫び申し上げます。

8月31日「第4回誰でも囲碁フェスティバル」には、多大なるご支援とお力添えをいただき、誠にありがとうございました。

おかげさまで、視覚障害や聴覚障害のある方、パーキンソン病やダウン症の方々を含め、約250名もの皆様にご参加いただき、これまでで最大規模の開催となりました。改めて深く感謝申し上げます。

会場のあちこちで、囲碁を通じて笑顔で交流される姿を拝見拝聴し、私自身もこの上なく幸せな一日を過ごすことができました。

今回、首都防災ウィーク実行委員長の中林一樹先生がご不在のため、代わりにご挨拶を務めさせていただきました。防災について十分なお話ができるか不安もありましたが、囲碁で人と人とがつながること自体が「つながる防災」であり、フォーラム「この素晴らしい囲碁」で木谷正道さんがお話しくださった「つながる囲碁」そのものであると実感いたしました。

また、パーキンソン病のある村上敬丈さんと数年ぶりに直接お会いでき、オンラインでは得られない深い交流ができたことも大きな喜びでした。完全目隠し碁では、十九路盤を数字だけで打つという前代未聞の挑戦でしたが、皆様のご協力のおかげで形になり、対局後には水間先生から励ましのお言葉をいただきました。

各フォーラムでは囲碁の新たな可能性が語られ、胸が熱くなる場面が数多くありました。バイオリニストで視覚障害のある白井崇陽さんの演奏では、Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)の楽曲を超絶技巧で奏でられ、「見上げてごらん夜の星を」では音の力強さに圧倒されました。

更に石垣島オーシャンビューヴィラ宿泊券をかけた、じゃんけん大会は大いに盛り上がり、新婚のお二人を特別賞でお祝いできたことも心温まるひとときでした。

裏方でも多くの支えがありました。映像や配信スタッフの尽力、東京富士大学の学生ボランティアの皆様の懸命な働き、桜東京パイロットクラブの皆様による受付や販売、食事準備など、幅広いご協力をいただきました。

囲碁大会の運営にも数多くの方々が力を尽くしてくださいました。そのおかげで最強戦、有段者戦、級位者戦いずれも熱戦が繰り広げられました。聴覚障害の参加者にはご自身も同じ障害がある竹DSさんや手話通訳の皆様が丁寧にサポートをしてくださいました。また、とろろさんによるイラスト展も会場を彩り、多くの方が作品に見入っておられました。

フォーラム「この素晴らしい囲碁」では、合田寅彦様から「囲碁の玉手箱」を二十冊、内藤由起子様から「それも一局」を二十冊ご提供いただき、厚く御礼申し上げます。

プロ棋士の先生方からは、参加者の方々への指導碁以外に多大なるご支援をいただきました。
谷村義行八段には宿泊券のご提供を、
水間俊文八段には完全目隠し碁での対局を、
信田成仁七段には大会審判長としてのご尽力を、
岡田結美子六段には広報や運営でのご協力を、
洪清泉五段には子どもたちの参加を促すお力添えを、
原幸子四段には入門講座のご担当を、
元アマチュア日本代表の村上深様には副審判長としてのご支援をいただきました。
さらに囲碁サロン樹林の中山佳祐様には、子どもたちに大人気の囲碁ロボット「せんちゃん」を二台もご提供いただきました。

このように多くの方々に支えられ、大きなトラブルもなく無事に終えることができました。細かな不備はあったかもしれませんが、子どもたちの楽しげな声や参加者の皆様の喜びの声が今も胸に響いております。

今回の開催は千代田区立九段小学校体育館を会場とし、千代田区からの助成金により実現できました。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

本フェスティバルを支えてくださったすべての皆様、そしてご参加くださった皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。今回の経験を来年への課題とし、さらに良い催しとなるよう努めてまいります。

来年もぜひ多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

誰でも囲碁フェスティバル実行委員長
柿島光晴

当日の会場全体の様子。会場の体育館いっぱい、囲碁を楽しむ参加者で賑わっています。
「最強戦優勝者、おめでとうございます」中心に優勝された喜多様、喜多様を囲むようにして水間八段と柿島

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