2022/06/15
皆様。
いつも私達の活動に対してご支援ご協力いただきありがとうございます。
今回は、当協会HPのシステムをいくつか変更したことをお知らせいたします。
まずは、過去記事が読めなくなっていた状況を改善しました。
折角書いた記事ですので、よろしければ、過去記事もお読みくださいませ。
次に、SGF形式で書かれた棋譜データをテキスト文字に変換したり、自分でメモした対局をSGFに変換可能な、新しいリンクページを作成しました。
念のためSGFと言う言葉をご存知ない方に説明しますと、SGFとは、『スマート ゲーム フォーマット』という、色々なボードゲームアプリでも標準的に使用されているファイル形式です。
SGFは多くの囲碁アプリなどで使用されており、盤上に打たれた棋譜を画面上に再現することができます。
しかしながら、画面が見えない見えづらい私達ではそれを確認することができません。
そこで、SGFファイルで保存されたデータを、
黒1手目16の四
白2手目4の十六
などのように、文字に変換できるようにしました。
これを使えば、手元の碁盤に石を並べべ、目を使わないで対局する私達でも棋譜を再現することができます。
実は、以前からこの変換プログラムは存在したのですが、諸事情により使えなくなってしまいました。
そこで、仲間の視覚障害者たちの力を借り、新たにそれを復活させることにしました。
このプログラムの原型を今から17年も前に作ってくれた名もなきネット上のお方、そのプログラムを過去の膨大なネットデータから探し出してくれた方、今回このプログラムを再構築してくれた視覚障碍者のエンジニアの皆さん、本当に感謝いたします。
私は、17年前、プロが打った対局を自分の碁盤に再現できた時の感動は今でも忘れません。
碁は『手談』と言う別名がありますが、その言葉通り、棋譜並べをすることで、対局者の人柄が自分に伝わってくる感覚があったことも、碁を憶えて良かったことの一つです。
ご興味持たれた方は、是非SGFをテキストに変換してみてください。
お読みいただきありがとうございました。