『誰でも囲碁大会』が無事に開催されました

2022/08/31

皆様。
いつも私達の活動に対し、ご支援ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。

さて、去る8月28日(日)、記念すべき第1回『誰でも囲碁大会』を開催することができました。
皆様のおかげで大会は大成功し、大きなトラブルもなく終えることができました。
本当にありがとうございました。

この『誰でも囲碁大会』は、第9回首都防災ウィークイベントの一環として行われました。
例え障害があってもなくても、災害はどこでも誰にも平等に起こります。
その時に大切なのは、人と人の繋がりであり、囲碁はその役目を十分果たしてくれる重要なツールだと思います。
囲碁を打つと相手の人となりも分かる瞬間があり、終局後には自分と打ってくれた方への尊敬や敬意の念が持てるからです。

今回の大会は総勢80名もの参加があり、その1/4の方は何らかの障害をお持ちの方々でした。
最年少は5歳、最年長は90代の方だったかと記憶しています。
遠くは、京都からこの日のために参加された方もいて、囲碁の魅力と懐の深さを改めて実感しました。

中には、水間敏文プロから初めて囲碁のレクチャーを受けて入門大会に参加された方や、岡田結美子プロから棋力アップ講座を受講して大会に臨む方もいました。
他にも、視覚障害者、聴覚障害者、脳性麻痺の方向けの入門講座などもあり、どのような状態でも囲碁入門ができる環境を作ることができました。

さらには、この大会にご参加いただくことで刺激を受け、「いつか聴覚障害者の東西囲碁対決をしてみたい」とか「来年は日本棋院2階ホール(定員180名)を埋めたい」など、新たな夢を語る方もいて、とても嬉しい気持ちになりました。

今後、この輪を広げ囲碁大会を第2回、第3回と続けて行き、更に大きな流れを形成して行きたいと思っています。

最後になりますが、ご参加いただいた皆様、大会を裏で支えてくださった皆様、スタッフの方々、会場には来られなかったけれども、様々な形でご協力いただいた皆様に対し、心から厚く御礼を申しあげます。

(一般社団法人)日本視覚障害者囲碁協会 代表理事
誰でも囲碁大会実行委員長
柿島光晴

<追伸>

日本棋院の記者さんが今回の大会についてのコラムを書いてくださいました。

合わせてご確認ください。

人生に寄り添う囲碁―レポート「誰でも囲碁大会」【コラム:品田渓】 | コラム | 囲碁の日本棋院
https://www.nihonkiin.or.jp/etc/writer/column20220830.html

 

以下は、『誰でも囲碁大会』での様子を映した写真です。

岡田結美子プロによる棋力アップ講座の様子
たくさんの方々にご参加いただきました①
たくさんの方々にご参加いただきました②
碁盤の前では年齢差も関係ありません
皆さん真剣に対局中
参加者も関係者も全員でにっこり記念写真

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