歳末のご挨拶

2022/12/31

いつも私達の活動に対し、ご支援ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。

早いものでもうすぐ2022年も終わりになります。
今年は、上半期から少しずつリアルでの囲碁イベントの開催が増え、様々な場所で開催をすることができました。

具体的には、
7月には、『第2回ブライン碁大会』を3年ぶりに開催することができ、対局者全員がアイマスクを付けて9路盤を打つ団体戦で盛り上がりました。
8月には、市ヶ谷の日本棋院東京本院で障害のある無しに関わりなく、どんな人でも囲碁で繋がるイベント、『第1回誰でも囲碁大会』を開催し、多くの方々に楽しんでいただきました。
9月には、岩手県大船渡でこちらも3年ぶりの開催となった『第7回碁石海岸で囲碁まつり』にも協力させていただき、現地の皆様と久しぶりの再開を喜び合いました。
10月には、広島県福山市で『21世紀の朝鮮通信使 日韓トップ棋士対局・鞆』に参加し、アイゴ復活の地に3年ぶりの訪問をしました。
更に同月、『美ら島おきなわ文化祭』において、『全日本視覚障害者囲碁大会』を開催し、沖縄の囲碁愛好家たちに視覚障害者の囲碁を広く周知することができました。
11月には、落語と囲碁のコラボレーションとして『落碁会』を開き、プロの落語家立川談慶様に、囲碁にちなんだ落語を語っていただきました。
イベント以外でも、神奈川県立平塚盲学校、神戸市立盲学校、石川県立盲学校へ訪問し、再び盲学校、視覚支援学校への囲碁普及を開始することができました。
その他、ビーラインドプロジェクトの作った重さを使うボードゲーム『グラマ』の体験会を開き、囲碁以外の新しい感覚ゲームなどにも良い刺激を受けることができました。

オンラインでは、『視覚障害者への囲碁入門講座』配信も100回を超え、年末までに121回を数えるほどになりました。
毎回様々な方にご出演いただき、私自身が一番楽しんでいたかもしれません。
他にも、コロナ禍でオンラインでしか交流できなかった関西方面の視覚障害者囲碁愛好家の皆様にもお会いでき、直接お話できたことも嬉しい出来事でした。

上記のイベントで寄贈、お配りしたアイゴツーの全ては、皆様からの暖かいご寄付で製造いたしました。
全盲の視覚障害者の方々には、実際のアイゴツーを触って「初めてデザインを確認できた」というお声を多くいただいています。
このアイゴツーの寄贈は来年以降も継続的に行いたいと思っております。
私達の活動を支えてくださっている皆様、ご寄付いただいた皆様にも大変感謝をしております。

来年は、囲碁普及活動は勿論のこと、当協会の会員を増やし、更なる活動拡大をしたいと考えています。

最後になりますが、来年以降もこのホームページから情報発信をいたしますので、よろしければお読みください。

以上、歳末のご挨拶とさせていただきます。
新年も何卒よろしくお願いいたします。

一般社団法人日本視覚障害者囲碁協会
代表理事 柿島光晴

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