2023/07/13
京都に続きまして、7月9日に静岡県視覚障害者協会主催の囲碁体験会で講師を務めて参りましたので、その模様を報告します。
古都京都の町並みを惜しみつつ、翌日は静岡に移動し、現地で仲間たちと静岡料理を食べてから会場に向かいました。
今回の体験会会場は、静岡県総合社会福祉会館(シズウエル)内でしたが、とても立派な施設で羨ましい限り。
静岡県総合社会福祉会館シズウエル
http://shizuoka-wel.jp/shizuwel/
囲碁体験会には、現地の視覚障害者、同行されたガイドヘルパー、近隣の碁会所の席亭も含め、総勢17名が集まり、囲碁を通じて交流の輪を広げることができました。
普段の体験会と違い、参加者同士で行う「石取りゲーム大会」を行ってみましたが、これが大当たりだったかと思います。
皆さん真剣に対戦していて、予定時間がオーバーするほど白熱していました。
中には、「普段の雑念を忘れて没頭できた」と、清々しい疲れに笑っていた方もいらっしゃいました。
私は、いつも囲碁のルールを教えることよりも、囲碁が楽しいことを伝えることを意識しています。今回はお手伝いしてくださる方々に前もって私の意図をお伝えしたことが功を奏し、「囲碁は楽しかった」、「これからも続けたい」と言う言葉を体験後の感想で沢山聞くことができました。囲碁普及をする者の一人として、この言葉を聞くことは本当に嬉しいものです。
そして今回の体験会での学びとしては、碁会所の席亭に協力を仰ぎ、体験後の繋がりをも想定して企画された、主催者の「先を読む力」そして「周囲を巻き込む力」にただただ感服しました。これからも静岡で囲碁の繋がりを広げていただけたらなと願います。
体験会を企画してくださった静岡県視覚障害者協会の皆様、誠にありがとうございました。
全国の視覚障害者協会でこのような体験会ができるよう、これからもがんばりたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
※以下、当日の様子を映した写真です。