札幌で囲碁体験会をしました

2023/09/21

皆様
いつも私達の活動に対し、ご支援ご協力いただきまして誠にありがとうございます。

今回は、去る9月17日(日)に札幌市内で囲碁体験会を実施しましたので、その模様を報告いたします。

社会福祉法人日本視覚障害者団体連合青年協議会と公益社団法人札幌市視覚障害者福祉協会青年部が主催する
「第69回全国視覚障害青年研修大会(札幌大会)」が開かれ、
後半の「ボードゲーム体験会」内で、青年部会員の10名程の方々に囲碁体験をしていただきました。

全国津々浦々から集まられた視覚障害者の青年部の皆様は、吸収力がとてもあり、指導した私の方が感銘を受ける部分が多々ありました。

体験自体は、講師陣が石の取り方をレクチャーした後は、参加者同士で石取りゲーム大会をしました。
ゲームとはいえ勝負なので真剣に盤面に向き合い、「普段使わない領域の頭を使って疲れた」と言う方もいらっしゃいました。視覚障害者、特に全盲の場合、頭の中に盤面をイメージすることは、目が見える人よりも少しエネルギーを多く使うのかも知れません。

他にも「昔『ヒカルの碁』を見て囲碁にチャレンジしてみたけど継続できなかった。今日簡単なルールを覚えたので、またやってみたい」と言われる方もいて、少しでも囲碁に興味を持っていただけたようで、嬉しかったです。

また、今回の囲碁体験会には、地元の視覚障害者囲碁愛好家2名に助っ人としてご協力いただきました。彼らは初めての初心者への指導ということで、「最初は初めてなので、どう教えたらいいか戸惑ったけど、とてもよい経験になった」と、終了後少し誇らしげな顔で話されていました。これからの札幌での囲碁普及にも活躍いただけると確信しています。

体験会では囲碁の他にも、以前コラボしたこともあるビーラインドプロジェクトのグラマ体験や、動物将棋などのボードゲームもあり、和気藹々と楽しむ声が飛び交っていました。

日本視覚障害者団体連合・青年協議会という、これから視覚障害者界隈を担って行く若い皆様に囲碁を知ってもらえたことは、私達にとっても大変意義のあることだったと思います。

今回、お声掛けくださった青年協議会の片平考美会長を始めとする会員の皆様、本当に素晴らしい場をくださり、ありがとうございました。

社会福祉法人 日本視覚障害者連合 青年協議会
http://seinenkyou.org/

会場でご一緒したビーラインドプロジェクト
https://blinedproject.studio.site/

※以下、体験会の様子です。

参加者へ簡単な囲碁のルールを説明している柿島代表と参加者の皆さん
講師と参加者がお互いに碁石を触りながら石取りゲームのやり方を覚えていきます
中には講師が驚くほど飲み込みが早く、石を打つ方もいました
会場全体の様子(手前が囲碁体験、その奥に他のボードゲーム体験を楽しむ方々がいます)

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