2024/03/13
皆様
いつも私達の活動に対しご支援ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
今回は、3月9日(土)に東京都中野区の囲碁サロン天元・結で開催された囲碁体験会の模様をご報告いたします。
主催は、東京都盲人福祉協会青年部様、参加者は会員の視覚障害者5名とガイドヘルパー3名の方々でした。
主催者である青年部会の伊藤さんとは公私共に仲良くさせていただいており、以前から囲碁も指導しています。
ある時「青年部の会員向けにも文化活動として囲碁を広めてはどうだろう」というお話をいただき、それから毎年この時期に囲碁体験会を青年部会が企画、体験会運営は当協会に依頼いただく形で開催しています。
今回は13時30分から15時30分、最近手堅い指導方法になったアイゴツー7路盤を使いながらレクチャーをしました。
碁石を囲って取れるルールだけをお伝えし、3つの問題を解いたら、早速お互いで石取りゲームを始めます。
皆さんとても集中されて対局に望んでいました。
やはり勝負事になると、誰でも真剣になってしまいますよね。
今回は、視覚障害者とガイドヘルパーを対面にしての対局でしたが、どちらも一方的にならずに、勝ったり負けたりして目が見える見えない関係なく楽しんでいました。
気がつけばあっという間の2時間、終了時刻となってしまいました。
せっかくなのでご参加いただいた方々からそれぞれ感想もいただきました。
「普段使わない脳を使えた感じがしてとても良かった」
「難しいと感じたけど、相手の駒を取った時は嬉しかった」※注意:駒は将棋で囲碁は石ですよ… 「一年ぶりに体験会に来たので、すっかり忘れていましたが、打っているうちに思い出しました」
「普段視覚障害者同士でオンライン対局していますが、対面で打つ方がこれほど楽しいとは知りませんでした」
以前にも体験会に参加された方が再度お越しいただいたり、対面対局の楽しさを発見いただくなど、初心者のみならず囲碁経験者の方にも楽しんでいただけたようでよかったです。
また、主催者の伊藤さんは「今回の体験会で少しでも囲碁に興味を持っていただけたのなら、主催した側として嬉しい限りです」とおっしゃられていました。 私も皆さまには1回だけの体験ではなく、囲碁を継続していただきたいと思っていましたので、毎週土曜日に開催しているブライン碁会も紹介させていただきました。いつか今回のご参加者のどなたかがブライン碁会にお越しになることを楽しみにしたいと思います。
最後になりますが、今回、体験会を企画してくださった東京都盲人福祉協会青年部様に心から感謝申し上げます。
東京都盲人福祉協会 青年部の紹介
https://tomou-hp.normanet.ne.jp/service/culture.html
東京都盲人福祉協会青年部のXアカウント
https://twitter.com/tomou2017seinen
囲碁サロン 天元・結 – 翔和学園内
毎週土曜日13時から「ブライン碁会」を開いています。
ご興味持たれた方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
https://tengenyui.jp/
以上、お読みいただきありがとうございました。
※以下、当日の様子を写した写真です