2024/06/22
皆様 いつも私たちの活動にご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
今回は、6月5日(水)から7日(金)まで長崎を訪問しましたので、その報告をさせていただきます。とても素晴らしい出会いと縁があり、たくさんお伝えしたいことがありますので、2回に分けてご報告します。
【訪問目的】
・長崎県立盲学校と長崎視覚障害者協会へのアイゴの寄贈
・来年(2025年)10月に長崎県雲仙市で開催される、国民文化祭・障害者芸術文化祭での囲碁大会会場視察
・現地囲碁支部団体との打ち合わせ
1日目:
6月5日(水)長崎県立盲学校訪問
今回の長崎盲学校訪問で、アイゴ寄贈をした学校数は、全国に67校ある盲学校・視覚支援学校のうち、53校目となりました。 事前に寄贈と囲碁指導の連絡を入れさせていただいたところ、2回に分けて合計14名もの生徒さんに囲碁体験をしていただくことができました。(内訳は5時限目に小学部生徒4名、6時限目に中学部生徒2名と高等部生徒8名)実は長崎盲学校の全校生徒が16名だそうで、16名中14名もの生徒さんが囲碁を知り、興味を持ってくれたことは、私にとってとても大きな成果につながりました。 体験の最初は碁石をはめ込むことに不慣れな生徒さんもいましたが、「相手の石を囲むと取れる」というルールを教えたところすぐに碁石の扱いに慣れ、生徒同士や先生も生徒に混じっての石取りゲームで盛り上がりました。負けず嫌いな先生が夢中になって生徒の石を取ろうとしたり、普段の関係性も関係なく皆さん楽しんでいただけた様子でした。(が、ここだけの話、できれば先生には空気を読んでうまく負けてほしかったですね(笑)) 体験後の感想では、「石をくっつけて楽しかった」と碁石をはめることそのものに楽しさを見出したり、「難しかったけど、難しいからこそ面白さがあると思う」と、小学生とは思えないような大人顔負けの深い言葉が語られていました。また、体験された先生方には以前囲碁を打っていた方も数名いらっしゃり、これから盲学校で囲碁部が発足してもおかしくない勢いを感じました。 来年の国民文化祭・障害者芸術文化祭の囲碁大会に多くの盲学校生徒が参加してくれることを期待しています。
なお、今回の盲学校での囲碁体験会には、NIB長崎国際テレビと長崎新聞の取材がありました。どちらも体験会の様子と目的を明確に丁寧に報道していただきました。改めて感謝申し上げます。
体験会の記事はこちらです。
触って打てる囲碁を体験 「アイゴ」対局楽しむ 長崎県立盲学校 生徒ら – 長崎新聞: https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=1172020918643196833
“碁石の色は表の突起で判別” 県立盲学校で初の囲碁体験会 子どもたちがチャレンジ《長崎国際テレビ》: https://news.ntv.co.jp/n/nib/category/society/ni4738984783f74c3f890d0c682da3cfb3
今回の報告は以上です。 2日目と3日目は長崎訪問(2)にてご報告します。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※以下、当日の囲碁体験会の様子です