2024/06/24
皆様 いつも私たちの活動にご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
今回は、長崎訪問の2日目と3日目についてご報告します。
【訪問目的】
・長崎県立盲学校と長崎視覚障害者協会へのアイゴの寄贈(←1日目のブログで報告済)
・来年(2025年)10月に長崎県雲仙市で開催される、国民文化祭・障害者芸術文化祭での囲碁大会会場視察
・現地囲碁支部団体との打ち合わせ
2日目:6月6日(木)雲仙市小浜体育館視察
来年の囲碁イベント会場である小浜体育館を視察するために、長崎駅から雲仙まで移動しました。 現地までは日本棋院長崎県支部連合会会長の武藤和義様とバスで向かい、直接お会いするのが初めての私たちは車中でお互いのことを語り合うこと90分弱、あっという間に目的地である小浜停留所に到着しました。そこで雲仙市役所の担当者2名が合流し、そのまま会場に送迎していただきました。 会場は3年前に建てられた体育館で、新しい建物の匂いがして、床や触った壁もツルツルでとてもキレイな印象を受けました(全盲の私ならではの建物紹介ですかね!?) 視察した時は実業団のバレーボールチームが練習していて、ボールを叩く音や弾む音が聴こえて妙に懐かしくなりました。実は私の母校は当時春高バレーの常連だったので、バレーボールにも力を入れていて、私もよく授業でバレーボールをやっていました。目が見えていた時代を少し思い出して、思わず懐かしくなりました。 話が逸れましたが、来年の囲碁イベントには、今回温かく迎えてくださった雲仙市役所や日本棋院支部の皆さまと共に、この体育館を囲碁ファンでいっぱいにしたいと思います。
3日目:6月7日(金)長崎県視覚障害者協会訪問
長崎県難病相談・支援センターで野口豊会長にアイゴを寄贈しました。 野口会長は、目が見えていた時代に囲碁を打っていたそうで、実に30年ぶりに対局をされたそうです。囲碁は自転車に乗ることによく例えられますが、一度覚えてしまえば、体が覚えているように年月が経っても忘れないという特徴があります。野口会長も例に漏れず、年月を感じさせない打ち方をされていて、正直かなり驚かされました。 他にも将棋好きな会員の方2名にも囲碁入門体験を実施し、石取りゲームを楽しんでいただきました。お二人も来年の囲碁大会にご参加いただけるとありがたいです。 その後、帰りのフライトまで時間があったので、現地同行援護事業所の方にガイドヘルパーを依頼し、長崎の街を観光しました。おかげさまで、お天気にも恵まれて長崎の歴史も味も感じられる良い旅ができました。中でもトルコライスは絶品でした。
今回の訪問に際し、長崎視覚障害者協会の野口会長には、盲学校までの送迎やアイゴ寄贈の手続き、同行援護のフォローと大変お世話になりました。長崎県立盲学校の石本教頭先生には、生徒の授業の一環として囲碁体験会を組み込んでいただけたこと、感謝の言葉もありません。その他、日本棋院長崎県支部連合会の武藤会長、雲仙市役所の方々、浦上囲碁教室の深堀様、ご協力いただいた関係者の皆様に、心から厚く御礼を申し上げます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※以下、訪問時の写真です。