新潟県を訪問しました(前編)

2024/07/01

皆様
いつも私たちの活動に対し、ご支援ご協力をいただき、誠にありがとうございます。

今回は、6月25日に新潟県を訪問しましたので、その様子を前後編の2回に分けてご報告いたします。

【訪問目的】
・新潟県視覚障害者囲碁の会との交流
・新潟県立新潟よつば学園へのアイゴ寄贈と囲碁体験会の実施

■6月25日(火)午前中 新潟県視覚障害者囲碁の会との交流

”亀田のあられおせんべい”で有名な亀田製菓がある亀田駅近くに、ふれ愛プラザはありました。

新潟ふれ愛プラザ(https://n-fureaiplaza.com/

とても広い建物で、入口を入った瞬間に左右の空間の広がりを強く感じました。
障害者以外でも地域の方々が使用できるように、温水プールや体育館、リハビリ施設もあるそうです。

私たちは、事前に準備していただいていた和室に案内され、早速囲碁交流会を始めました。
軽く自己紹介を行い、既に囲碁を知っている方は対局を楽しみ、入門者には私が指導させていただきました。

新潟県視覚障害者囲碁の会からは、代表の宮沢さんと会員の石田さんの2名が参加され、他にも地元視覚障害者2名の参加がありました。
また、今回はBIC新潟(ブラインド囲碁サークル)の高木国広さんにもご参加いただき、十九路盤で2面打ちをお願いしました。あまり2面打ちはしたことがないとおっしゃられていた高木さんですが、いざ対局が始まると楽しげな声を上げられていました。

私が指導させていただいたお一人は、目が見えていた頃に碁を打っていたそうで、まずは昔を思い出すようにと、九路盤で対局しました。打ってみた印象ですが、石の形もとてもしっかりとしていて、基本的なことは全く問題ありませんでした。これからアイゴに慣れていただき、囲碁を再開してもらいたいですね。
もう一人の方は、いつもの石取りゲームでお相手しました。この方は、対局そのものが面白いようで、打ちながらしきりに「勝っても負けても面白い」とおっしゃられていたことが印象的でした。
お二人ともこのまま視覚障害者囲碁の会に入って、囲碁を続けていただけると嬉しいです。

また嬉しいことに、ガイドヘルパーや施設スタッフの方々が私たちの交流会を見学されていて、この方々も囲碁に興味を持ってくださいました。早速目が見える人用の囲碁アプリ「囲碁であそぼ!」をお勧めしましたので、今後囲碁にハマってくれることを期待します。

体験会の締めとして、代表の宮沢さんとBIC新潟の高木さんからご挨拶していただきました。宮沢さんは今後も会の継続を、高木さんは「このつながりをきっかけに囲碁大会などの目標を作っていきたい」とおっしゃられていたので、これからの新潟県での囲碁の広がりを願っています。
新潟県での囲碁大会には、私もぜひ参加したいと思います。

最後に、今回の体験会の会員向けのお知らせや受付窓口を担当いただきました、新潟県視覚障害者福祉協会の山口様に、心より感謝申し上げます。おかげさまで素晴らしい会となりました。

長くなってしまったので、よつば学園訪問は次回の記事に続きます。                         お読みいただきありがとうございました。

※以下、体験会の様子を映した写真です。

経験者の方と9路盤対局、初心者の方に石取りゲームを教えている柿島
BIC高木さん、2面打ちでお二人の方と真剣勝負中

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