誰でも囲碁大会開催のお礼

2024/09/05

皆様、いつも私たちの活動にご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

今回は、第3回誰でも囲碁大会実行委員長の柿島光晴として、ご報告いたします。

去る8月31日(土)に開催された第3回誰でも囲碁大会には、多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
台風10号の影響で多数のキャンセルがあったものの当日参加も多く、130名の方が集まってくださいました。
今回の大会は第12回首都防災ウィークの一環として開催されましたが、首都防災ウィーク実行委員長の中林先生が開会式でお話しされた「つながる防災」という言葉に、囲碁の持つつながる力が加わり、素晴らしい大会になったと自負しております。

会場では、真剣勝負の緊張感と、囲碁初心者の和やかな雰囲気が絶妙に混ざり合い、とても居心地の良い空間が生まれていました。
視覚障害のある相手に打った場所を手を取って教える方や、手話講座で覚えた囲碁用語の手話をすぐに実践している方もいて、勝負だけでなく心の交流が様々な場所で生まれていました。
パーキンソン病の進行によりお体の自由が利かなくなってしまった方は、自宅からオンラインでご参加され、参加者とネット対局をして交流を図り、場所を超えた深い関係性を築いていました。
プロ棋士の方々も、交流対局や、時間の空いた参加者に積極的に指導碁を打ってくださり、多くの方が喜んでおられました。

表彰式前のミニコンサートでは、全盲のバイオリニスト白井崇陽さんと、同じく全盲の大石亜矢子さんによる歌とキーボード演奏が披露され、会場が沸きました。
お二人は、自分たちでできる限り挑戦するという目標を立て、PA機材をすべて自ら準備して演奏され、人に頼りがちな私は、その姿勢に大変感銘を受けました。

最後に、素晴らしい会場をご提供してくださった千代田区立九段小学校に心より感謝申し上げます。
また、以下の方々にも特別な感謝を表したいと思います:
・石垣島の「ホテルオーシャンビューヴィラ南十字星」の宿泊券をご提供くださった、谷村義行八段
・閉会式で総評を語ってくださった、水間俊文八段
・手の空いている参加者と積極的に指導碁を打っていただいた、信田成仁七段
・誰でも囲碁大会副実行委員長としてずっと運営を支えてくださった、岡田結美子六段
・多くの子どもたちの参加を促してくださった、洪清泉五段
・入門講座を担当していただいた、原幸子四段
・子どもたちに大人気だった囲碁ロボット「せんちゃん」を連れてきてくださった囲碁サロン樹林の中山佳祐様
その他、対局係、音響係、手話通訳、様々な形で誰でも囲碁大会を支えてくださった皆様、多額のご寄付をいただいただけでなく、当日の受付業務を担っていただいた桜東京パイロットクラブの皆様に心から感謝申し上げます。

皆様のおかげで、素晴らしい大会を開催することができました。
性別、年齢、国籍、立場、障害の有無を超えた囲碁大会として、今後も継続して開催していきたいと考えております。
今後とも、誰でも囲碁大会をよろしくお願いいたします。

※以下、大会の様子を映した写真です。

大会開催中の様子(体育館内いっぱいに様々なところで熱戦が繰り広げられています)
全盲のアーティスト白井さんと大石さんによる魂のこもった演奏シーン(舞台上で踊るバックダンサーたちにも注目!)
終了後の記念写真(今年も老若男女様々な皆さまにご参加いただきました)

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