21世紀の朝鮮通信使 日韓トップ棋士対局・鞆

2022/10/18

いつも私達の活動に対し、ご支援ご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。

去る10月8日(土)、9日(日)と、広島県福山市で行われた『21世紀の朝鮮通信使 日韓トップ棋士対局・鞆』に参加して参りましたので、そのご報告をさせていただきます。

実は、この福山市の囲碁イベントには、アイゴが深く関わっています。
まだアイゴの金型が復活する前の2012年8月、福山で出会った毎日新聞の記者の方に、アイゴの金型を製造してくれる業者を募集する内容の記事を書いていただきました。
その記事を読み、無償で金型を製造してくれたのが、福岡県にある株式会社サンテックです。

<株式会社サンテック>
http://www.santec-j.com/

サンテック社より連絡を受けた後、ただちに東京から福岡に赴き、視覚障害者にとって、このアイゴがどれだけ大切な物かを伝え、それまでに多くの方々からいただいたアイディアを話しました。
その甲斐もあり1年後の2013年12月にアイゴの金型が完成し、再びアイゴが生産できるようになりました。

もし私が10年前の福山のイベントに参加していなければ、アイゴの復活はありませんでした。
そう考えると、この福山市鞆の浦は、言わば今の私の活動の原点でもあり『アイゴ復活の地』です。
そして現在、アイゴはMDF素材のアイゴツーに引き継がれ、音声ブラウザでも使用できるweb碁盤のようなインターネット上でも使える碁盤が登場し、私達視覚障害者の囲碁環境は劇的に発展しています。
その第一歩は福山から始まった訳です!

さて、前置きが長くなってしまいましたが、そんな深い繋がりのある福山に私は3年ぶりに訪問することができました。
3年前と変わらない鞆の浦の石畳や、古い街並み、私のことを憶えていてくれた喫茶店のマスターなど、胸が熱くなる思いでした。

また、東京のブライン碁会で囲碁を教えている仲間や、兵庫県、香川県からも視覚障害者の囲碁愛好家が集まってくださいました。
皆さんも囲碁での交流を楽しんでくれたことが嬉しいです。

江戸時代の朝鮮通信使が入港した当時の模様を再現した歓迎式典、日韓のプロ棋士によるペア碁対局、福山市役所で行われた100面打ちなど、どのイベントも大変盛り上がりました。

今回、イベントの模様は、みらクルTVでzoom中継をしています。
よろしければ動画で御覧ください。

鞆港の・出迎え式
地元団体に寄る打楽器の演奏が迫力あって凄かったです。
https://youtu.be/RsOAGrudSMI

・日韓トップペア碁対局(1つの画面にプロ対局・大盤解説・アイゴでの解説の3画面が見えるようになっています)
https://youtu.be/_O9b-9w_PQ8

・朝の体操in福山城下
皆でラジオ体操をしています。
昔取った杵柄、体が憶えているものですね(笑)

https://youtu.be/-Md1EheDI-8

・座談会 福山美術館前
今回関わった皆さんがそれぞれの思いを語っています。

221009「みらクルTV」座談会 in 福山城下 – YouTube

・百面打ち 福山市役所
私もアイゴでプロ棋士に挑戦しました。
https://youtu.be/HZJrs9lxIe8

いかがでしたでしょうか。
皆さんも福山に行きたくなりませんか?
是非足をお運びくださいませ。

以上、お読みくださり、ありがとうございました。

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